話題の塩基性染料ヘアカラーの特徴と使い方。

いよいよ『塩基性染料ヘアカラー』が出てきましたね。

美容師達にもかなり話題になっています。

ついにルベルのロコルが届きました。

今までは【カラーバター】や【マニックパニック】などを使っていましたがもう使わなくてもいいかもと思わせるすごいヘアカラー剤が登場。

image32

塩基性染料ヘアカラーとは。

・ヘアカラーの分類【半永久染毛料】

・中性〜アルカリ性

・ダメージほぼ無し

・かぶれ無し

・化粧品登録

という感じでしょうか。

塩基性染料ヘアカラーは電荷がカギになる。

知らなくてはいけないのは『電荷』です。

電荷はプラスとマイナスが存在します。

プラスはマイナスと引き合いその逆も引き合います。

プラスとプラスは引き離しその逆も引き離します。

これを利用したのが塩基性染料ヘアカラーです。

塩基性染料ヘアカラーはプラスの電荷を持っていますのでこれを引き合わすには…

もうおわかりですね?

髪の毛はマイナスの電荷を帯びています。

髪の毛に塗布すればプラスとマイナスが引き合い髪の毛に染着するのです。

理解すると単純ですね。

昔と比べてコントロールしやすくなった。

実は塩基性染料は昔からあったヘアカラー剤なんです。

しかし、酸性カラーやアルカリカラーが市場では大半を占めてますよね。

おそらく市場の需要がこの二つに対応できるからだと思います。

今になってなぜ塩基性染料なのか…

かなり操作性を良くして需要に対応できるヘアカラー剤になって登場しました。

進化した塩基性染料の特徴。

今まではカラーの持ちが悪いということがデメリットでした。

そこで、【染料疎水化処方】【高密カチオン浸透】搭載。

従来ベースでの染まりでは…

image41

NEWベースでの染まりでは…

image40

これだけ浸透度が進化しています。色持ちと良さと急速染着が可能になり時間短縮にも優れています。

そして、ダメージは従来でもほとんど無いのですが…

【濃密ゼリーコート】を搭載し髪の毛の手触りも向上しています。

めちゃくちゃすごいことになっちゃってますね…

進化した塩基性染料の使い方1。

先程、電荷のお話をしましたね。

髪の毛はマイナスの電荷を帯びています。さらにはダメージを負うほどその電荷が増えます。

そうなると注意が必要ですね…

ショートスタイルの場合は大丈夫なのですがミディアム、ロングスタイルでは根元〜中間〜毛先にはマイナスの電荷の量にばらつきがあります。

そのまま塗布してしまうとマイナスの電荷が多い毛先は塩基性染料ヘアカラー剤をより多く吸着してしまいムラになります。

一体、どうすれば…

髪の毛の電荷ベース(ダメージ)を整えましょう。

シャンプー台で濡らしてトリートメントをつけて流すだけです。

なぜトリートメントなのかと言いますと、既存しているトリートメントはプラスの電荷を持っています。

そこで毛先のマイナス電荷をトリートメントで離してしまいましょう。

これでベースは何もしない状態よりははるかに整います。

トリートメントととても相性がいいのでトリートメントカラーとも言われています。

進化した塩基性染料の使い方2。

塩基性染料ヘアカラーを薄めるにはどうするのか?

それは同種類のクリアやトリートメントで薄めましょう。

理由は電荷が同じプラスでできているからですね。

他のものを混ぜてしまうと当然、分離してしまいますね。

これを利用すると塩基性染料ヘアカラーは酸性カラーのクリアを使えば脱色も簡単にできカラーチェンジも容易にできます。

トリートメントで薄める場合は色のついていないものが好ましいです。

混ぜる訳ですから見やすい方がいいですよね。

そして、水で薄めても色素量は変わらないので注意を。

これだけ知識が増えれば後は実践のみです。

ヘアカラーに塩基性染料ヘアカラーを使いもっともっとデザインの幅を増やしていきましょう。

 

スポンサーリンク

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします