美容師が考える正しい白髪染めヘアカラーのススメ。

こんな言葉を言われた事ありませんか?

お客様「顔周りの生え際だけヘアカラーが落ちるの早いの」

これって不思議じゃありませんか?

ヘアカラーが落ちる原因は。

鏡で一番良く見えるところだから。

洗顔などで髪の毛の生え際を洗ってしまうから。

などでしょうか。

もちろん心理的にも理論的にもこれらは当てはまります。

しかし、それだけではないはず。

生え際の白髪の量って多くないですか?

そうです。

100%とは言いませんがこのケースにあたる方は多いはず。

こんな風に…

image157

(前頭部)

image154

(後頭部)

白髪の量の%が変わります。

よくあるパターンだと思います。

何でだろうか…

こめかみ部分の白髪はストレスが関係している。

それは、、

この部分は神経細胞が通っていてデスクワークやPC、携帯電話、テレビなどを長時間利用したりすると神経細胞に負担がかかり活性酸素が多く発生し白髪ができやすい。

リラックス効果の高いアロマオイルや入浴でケアなどをすると効果的です。

頭頂部、分け目の白髪は紫外線の影響が強いみたいですね。

これも紫外線による活性酸素が原因で白髪になるケースが多いようです。

髪で覆われている部分はいいのですが帽子や分け目を定期的に変えるのも効果的です。

あと、知らないうちにしているクセが白髪の原因に…

よく触る部分やシャンプー時の利き手の強さのムラによりその部分の過度な摩擦も原因の一つ。

これも活性酸素が発生し、白髪に。

ここにあげただけでもかなりの原因がありますね。

顔周りや分け目に白髪が出るのは必須。

当然、全体の白髪は統一されないのです。

部位によって白髪の量を見極める。

求めている明るさや、とにかく白髪を染めたいというご希望のバラツキはありますが…

生え際に80%の白髪。

image104

後頭部に30%の白髪。

image102

このパターンで白髪を染めて下さいと言われたら…

室橋なら全頭に同じ薬剤は使いません。

だってそうではありませんか?

白髪の量が違うんですから。

同じ薬剤を使わない方法をすると長持ちする。

目的に対して白髪80%にあった薬剤を。

目的に対して白髪30%にあった薬剤を。

使い分けます。

そうする事によってベースが整い、色落ちもだいたい同じスピードで落ちてきます。

もちろん、時間がたって生えてきた髪の毛に対しては白髪のカバーはできません。

しかし、色落ちに関しては同じ薬を全頭に塗るよりはムラなく落ちてきます。

シンプルに考えて同じ強度ものを作ろうとした時に土台が違うのがわかってて同じ組み立てはしないと思うんですよ。

そりゃ土台が悪い方が早く崩れます…

なのでその土台にあった組み立てをして同じ強度のものを作る事が大事なんですね。

土台を揃える技術もありますが2工程になりますので今回はこの方法で。

美容師としてプロの技が発揮される。

これは白髪染めにかかわらず全てのヘアカラーに共通してきます。

おしゃれ染めも土台が違えば薬剤は変わります。

この技術は自宅で簡単にできる市販カラーでは100%できません。

間違いなく美容師としてのプロの技が必要です。

そうやって違いを少しでも感じてもらえるように市販カラーとサロンカラーの差を出していきたいものです。

 

スポンサーリンク

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします