2016、春夏は【グレージュ系】【スモーキー系】【ヌーディー系】ヘアカラーが流行っているのは分かるが一体どう作ればいいのか?
流行っているからこそできるようにしなければいけないし、オーダーもこれから沢山増えてくるはず。
元々あるカラー剤だと物足りない。
そうなんです…
お客様も茶色のニュアンスカラーだと物足りなくなってるのが現状です。
各メーカーが出している既存カラーを髪にのせてもお客様が感じる色味は結局『茶色』と思ってしまう。
アッシュにしたくてアッシュをのせてもアッシュに感じないという事です。
今の髪の状態にツヤやニュアンスを加えるマイナーチェンジなら問題なく既存カラーで対応できますが。
流行の【グレージュ】【スモーキー】【ヌーディー】は難しい。
そこで今流行ってこれからも続くであろう【グレージュ】【スモーキー】【ヌーディー】はどう対応するのか?
これも流行の為か各メーカーから登場しています。
グレー系が勢揃いです。
しかし使った事がある人は思うと思います…
全然グレージュにならないと…
グレー系のカラー剤には赤の補色の緑が入っている。
【補色】とは簡単にいうと色1が色2によって色1を打ち消してくれる色2の事です。
全てではないとは思いますが日本人の髪に強く入っている【赤】の補色の【緑】が少なからず入っています。
赤みを強く感じると狙いたい透明感や外国人風のヘアカラーはできません。
グレー系のヘアカラーを使う事によって補色の【緑】で【赤】を消してニュートラルな色味にしてくれます。
アクセントカラーを調合する方法。
既存のカラー剤では物足りない。
グレー系だけでは応用力が足りない。
そこで【アクセントカラー】を使うと大幅に2016春夏のヘアカラーに対応できるようになります。
アクセントカラーとは濃厚でその色味のみのヘアカラー剤。
種類も沢山あります。
このアクセントカラーやグレーカラーを使うと…
思い描いている透明感や外国人風が作れるんです。
簡単なレシピで試してみた。
レベル13の毛束で試してみようと思います。
左がアクセントカラー【ブルー】単品染め。
右がアクセントカラー【ブルー】+グレーの1:1の調合。
ちなみにアクセントカラーは大体7レベルくらいの色素濃度です。
この調合に使ったグレーは8レベルを使用。
どうですか?両方かなり濃くないですか?
では更にこのレシピで得られる【グレージュ】【スモーキー】【ヌーディー】などの実力を。
光を当てて毛束に隙間を空けました。
人は生活をするにあたって光を浴び、歩くたびに髪が動きます。
動いていない髪の時は品がよくツヤやかな美髪に。
動いている髪の時は透明感がでる軽やかな美髪に。
これがグレー系の最大の特徴。
レシピによっては幅も対応力もあります。
お客様には来店時のアンダートーン、やりたい仕上がりトーンレベルのばらつきがあります。
けれどもどんなアンダートーンの髪にも【グレージュ】【スモーキー】【ヌーディー】にほとんど対応することができます。
従来なら髪に対してのコントロールを茶色でしていましたがグレーで応用する。
流行りのアッシュ、ラベンダー、ベージュなどのグレー系を調合するにはアクセントカラーの【ブルー】【ヴァイオレット】【マット】があれば大体作れるかと。
後は好みで【イエロー】【ブルーブラック】とかも使うとかなり幅が出てきます。
アクセントカラーはレベル別がないのでやりたい仕上がりに対して色と補色で調合判断しましょう。
グレー系にはレベルが4〜14ものカラー剤があり、さらにアクセントカラーとの対比で色相、明度、彩度をコントロールします。
過酸化水素も1,5%〜6%で髪の状態、色を入れる深さによって使い分けましょう。
2016春夏に求められているヘアカラーは元々あるカラー剤ではもう対応できなくなっています。
であれば今あるカラー剤で作ってしまえばいいんです。
【レッド】や【オレンジ】が流行ってグレー系がまだ需要があればまた対応も可能です。
半ば強引ともとれる力技ヘアカラーですが仕上がりでのお客様の反応はすごくいいですよ。
やり方等々は様々あるとは思いますがこんなやり方も是非、参考にしてみて下さい。
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