塩基性染料ヘアカラーとアルカリへアカラーを混ぜたら大変な事になった。

ここ最近、塩基性カラー剤が各メーカーから発売され注目されています。

色々な美容師さんのブログなどを見てみると

何やらアルカリカラー剤と混ぜて使っているのが見受けられます。

今回は違う種類のヘアカラー剤を混ぜるという事に注目してみました。

まず最初に抑えておきたい事を…

【塩基性染料ヘアカラー剤】には塩基性染料とHC染料が混ざっている。

塩基性染料…分子径が大きくプラスの電荷を持ち毛髪表面のマイナスの電荷とイオン結合することによって染着。

HC染料…電荷を持っていないためイオン結合ができないが分子径が小さいため毛髪の内部まで染着。

毛髪に対し塩基性カラー剤を塗布するという事は分子径が大きい塩基性染料は毛髪の表面にイオン結合によって染着し分子径が小さいHC染料は毛髪の内部まで浸透し染着する。

今話題の塩基性カラー剤は両方の染料が入っており各メーカーの新処方の効果を加え、従来のものよりもヘアカラーの色落ちが少なく約2〜3週間もの色を楽しめるようになりました。

塩基性染料へアカラーとアルカリヘアカラーを混ぜてみた。

かねご美容室の捧君(@kanego77)も塩基性カラーにアルカリカラーを混ぜていい仕上がりになっていたので試してみました。

しかし…

どんな組み合わせをしても混ぜると全てピンクに…

一体どうなっているんだ…

色の関係上絶対にピンクにならない組み合わせで皆様にも見ていただきましょう。

アルカリカラー剤。(アリミノプライム…10パステル)

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塩基性カラー剤。(ルベルロコル…ペールアッシュ)

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このミックス剤を混ぜると…

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ヘアカラー剤がピンクへ…

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プライム(アルカリ)とロコル(塩基/HC)を調合してみたので試してみる。

ブリーチ毛に…

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調合して出来上がったピンクを塗布してみる。

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10分後。

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ほんのりピンクが髪の毛に染着。

比較してみた。

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こう見ると染まってると言っていいのか分かりませんが違いは分かりますね。

しかしこのピンクは狙っていない…

ルベルのロコルは紫でできている。

ロコルのNuance Lineはなぜかでできているんです。

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ヘアカラー剤自体にクリアな色を感じれる様にと複雑な構造がなされているため紫になっているんだとか…

酸化する前の白いアルカリカラー剤を混ぜればピンクになるってことですね。

塩基性染料とHC染料の割合。

先程も伝えましたが塩基性染料ヘアカラー剤は塩基性染料とHC染料の混合のヘアカラー剤だということ。

ロコルは【塩基性染料主体】の塩基性カラー剤。

おそらくアルカリカラー剤と混ぜて使える塩基性カラー剤は【HC染料主体】なのではないでしょうか。

HC染料はイオン結合もなく、アルカリカラーと同じ髪の内部に染着するタイプです。

ロコルのデメリットはアルカリカラー剤とのミックス?

ロコルのデメリットはアルカリカラー剤とのミックス不可だということでしょうか。

上記の様に同じカラーカップで混ぜなくても根元にアルカリカラーをして毛先にロコルでもオススメしないと記載されてました。

触れ合った部分は先程の様に変色しピンクになります。

シャンプー台でのトナーや1回お流しをしてセット面でのロコルの使用をオススメしています。

アルカリカラーとの混合のレパートリーの幅は可能性として他のメーカーの塩基性カラー剤より低そうです。

もちろんロコル自体の組み合わせでのレパートリーは楽しめます。

新しい薬剤は注意点や使い方を確認して使用しましょう。

何気なくやってみただと痛い目をみる可能性が…

ロコル以外の塩基性カラーも使いたくなってきたな…

ピンクか…  好奇心で大変な目にあいました…

 

追記〜

何やら新しい情報が入りましたので続編も書いてみました。

良かったら是非。

 

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